WORKS:

地域と文化のためのメディアを考えるオンライン連続講座 第5弾開催

メディアをつかって、新しい世界を観察する。
映像、写真、本、場所など、市民のわたしたちも気軽に使えるようになったメディア。これまで、さまざまなメディアに関わる実践者による講座を通して、地域社会や日常生活の中にある”目に見えない”文化資源の探り方について考えてきました。
第五弾では、美術家、音楽家、ダンサーをお招きします。コロナ禍により静かに生活が変化していく世界を、どのようにして観察するのか、新たな社会への関わり方について思考します。

講座テーマ1|人の孤独を味わう場づくり
日時:12月16日(水)19:00〜21:00
ゲスト講師:イシワタマリ (山山アートセンター代表・美術家)

京都府北部にある「山山アートセンター」を運営するイシワタマリさんは、アートセンターの自主運営、福祉施設での取組みなど多岐にわたる活動をしています。「友達がほしい」一心で設立した経緯や活動実践のほかに、コロナ禍により始動したオンライン企画「孤独の山びこー山山よもやま相談室」についてお話しいただきます。劇作家や美術家たちを「相談員」と称して集め、一般参加者の声に耳を傾ける「相談」の魅力や可能性に迫ります。

講座テーマ2|他者の音に応答してつくる世界
日時:1月19日(火)19:00〜21:00
ゲスト講師:やぶくみこ(音楽家・作曲家)

ガムラン奏者を中心とした舞台音楽での作曲や演奏、国内外で音楽経験の有無を問わず、様々な人たちとのコラボレーションを行うやぶくみこさんは、コロナ禍以降、誰もが参加できるよう図形を楽譜に見立ててつくるオンライン音楽ワークショップ「まるさんかくしかくの音楽」に取り組みました。音楽をとおして、リアルな空間を飛び越え、他者とつながり自由自在に世界をつくるその思考に触れてみます。

講座テーマ3|身体がとらえる社会のカタチ
日時:2月10日(水)19:00〜21:00
ゲスト講師:高野裕子(ダンサー・振付家)

劇場ステージや街中の様々な場所で、踊りや指導、振り付けなどの身体表現活動をする高野裕子さんは、映像・音楽などのクリエイターやダンス経験のない人たちと共同制作を展開しています。最近では、物事を身体で見聞きし、観察する部活動「からだであそ部」を発足し、オンラインやリアルな空間でダンスを探求しています。自身を取り巻く世界を身体でどのように観察するのか、身体感覚から社会を見つめます。

参加方法:
本企画はオンライン講座です。※当日は、公開中継を会場に設けています。

[オンライン]
本講座はウェブ会議システムZoomを使って行います。
Zoomを初めてご利用される方は、パソコン、タブレット、スマートフォン等にアプリケーションを事前にダウンロードしてご参加ください。

Zoom公式サイトのヘルプもご参照ください→
・Zoomヘルプセンター:https://support.zoom.us/hc/ja
・Zoom アプリケーションのダウンロード:https://zoom.us/download
・Zoom ミーティングへの参加方法(動画):https://www.youtube.com/embed/p2x9hh8Vo2k?rel=0&autoplay=1&cc_load_policy=1&cc_lang_pref=ja
・ミーティング接続テスト:https://zoom.us/test
※ 講座中に接続が途切れる場合は、一度退出して再度同じURLから入室すると改善する場合があります。

*ご参加される皆さまが安心してご参加できるように下記の項目にご協力ください。
・講座の録画や録音、撮影は行わないでください。
・視聴URLは第三者に知らせないでください。参加を希望される方は各自でお申込みをお願いいたします。
・ビデオのオン・オフは自由です(初めの設定ではオフにしています)。マイクはミュートに設定してください。
・質疑応答の際は、講座の内容に関する質問をチャットにご記入ください。その中からいくつかを司会が取り上げてお答えします。
・本講座の様子は、活動記録として録画しますので、ご了承ください

[公開中継]会場に集まり、みんなでオンライン講座を参加できます。
会場:Y Pub&Hostel(鳥取県鳥取市今町2-201)

予約方法:
「公開中継」「オンライン」のどちらかをお選びいただき、
ご予約の際に、お名前、人数をご連絡ください。
メールアドレス:ningenkenkyuukai@gmail.com

リモート講師プロフィール:
イシワタマリ (山山アートセンター代表・美術家)
1983年横浜生まれ、京都府福知山市在住。大学で「スピリチュアリティにまつわる社会学」を学んだのち、2007年から2009年までスペイン北部バスクやベルリンで絵画やパフォーマンス作品の創作活動を行う。結婚後、アートがほぼ誰からも必要とされていない地域社会の中で子育て生活をすることになり、2015年、「さまざまな人が力を持ち寄ってとにかく生きようとするプロジェクト、山山アートセンター」を立ち上げ。舞台は「このあたり」=京都府北部?広く山陰地域。2018年より高齢・障害・児童の複合福祉施設Ma・ RooTs(みねやま福祉会/宮津市)広報兼アートコーディネーター。
http://yamayama-art.com/

やぶくみこ(音楽家・作曲家)
1982年岸和田生まれ。英国ヨーク大学大学院コミュニティーミュージックを修了。舞台音響家を経て音楽家へ。民族楽器を中心に国内外の舞台音楽の作曲、演奏や他ジャンルとのコラボレーション多数。地域と人々の多様性に寄り添ったオーダーメイドな音楽ワークショップを各地で展開。淡路島にて野村誠と「瓦の音楽」を2014年より監修。京都にて即興中心のガムラングループ “スカルグンディス”を主宰。2020年寺尾紗穂のCD「わたしの好きなわらべうた2」に参加。平成30年度国際交流基金アジア・フェローシップ。京都市在住。
https://www.kumikoyabu.com/

高野裕子(ダンサー・振付家)
1983年生。神戸女学院大学音楽学部音楽学科舞踊専攻卒業後、2010年に渡独、帰国後関西を拠点に活動。
「nomad note dance」(2016年、2019年瀬戸内国際芸術祭、振付・出演)、「みゝず」、「芦谷康介と高野裕子」に参加。
近年はキッズダンスやミュージカルダンス指導、大阪府や兵庫県の小中学校特別支援学級のアウトリーチ講師、武庫川女子大学実習助手、ミツヴァテクニックアシスタント講師などを務める。不定期で「からだであそ部」という部活動を開催。
ダンス経験や障がいの有無等を問わず、様々な人や場と身体を通して関わり合い、動きを生み出している。
http://youreve.wordpress.com

地域社会の記憶と文化のためのメディア・プロジェクト
主催:鳥取大学にんげん研究会・地域学部附属芸術文化センター
鳥取大学:人口希薄化地域における地域創生を目指した実践型教育研究の新展開(戦略3-1)支援事業

企画・問合せ:蛇谷りえ(うかぶLLC) jatani@ukabullc.com 0858-41-2026 ※ゲストハウス&カフェ「たみ」兼用